6月8日夕方、両陛下は桂宮さまのお墓を参拝された(東京・文京区、豊島岡墓地)撮影/小倉雄一郎
ただし、いくらそうした強いご覚悟をお持ちでも、15年続いているご病気は簡単には抑え込めるはずがない。前述の御養蚕所ご訪問もそうだが、多くの人の目に触れない、私的なお務めは、大事をとって休まれることも少なくない。例えば、6月16日、香淳皇后のご命日に執り行われる宮中祭祀「香淳皇后例祭」に、雅子さまは出席されなかった。
「宮中祭祀は、伝統的な装いを特殊な方法で身につけるなど、女性皇族に多大な肉体的負担をかけます。
雅子さまにはこれから秋にかけて、ご自身が主役になられる行事や、多くの人が出席を期待する公務が立て続けに待ち構えています。限界に近い状態とは思われますが、側近と話し合われながら、薄氷を踏むような調整をされつつ、“本番”に臨まれるはずです」(前出・皇室ジャーナリスト)
※女性セブン2019年8月1日号