芸能

TEAM NACS、演技力とギャップで今や「ドラマを回す存在」

TEAM NACSの5人

 北海道では知らない人がいない存在だった5人組の演劇ユニットが、今や全国放送のドラマで引っ張りだこの人気だ。「TEAM NACS」の活躍ぶりについてコラムニストのペリー荻野さんが綴る。

 * * *
「我々の目標は優勝です!!」
 
 ドラマ『ノーサイド・ゲーム』で、トキワ自動車ラグビーチームの新ゼネラルマネージャー君嶋(大泉洋)は、大会議室でこう宣言したのである。しかし、会議室の空気は「あちゃー」「何言ってんの」という感じ。金なし(14億円の運営費は会社のお荷物扱い)、人なし(有力外国人選手の契約更新を断念)、時間なし(チーム成績低迷で社の幹部が廃部を迫る)という最悪の条件の中、ラグビー経験ゼロの君嶋がどう動く!? 池井戸潤原作の『日曜劇場』らしい熱と大逆転の予感。ビール片手に見入るラグビーファンも多いに違いない。

 それにしても、この夏は、TEAM NACSの面々の活躍が目立つ。TEAM NACSといえば、北海学園大学演劇研究会出身の森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真の5人組。舞台公演をすれば、もっともチケット入手が困難と言われる人気演劇ユニットである。

 その5人のうち、現在は『日曜劇場』の大泉はじめ、地元北海道も舞台の朝ドラ『なつぞら』にヒロインなつ(広瀬すず)と親しい和菓子屋一家の店主で安田、幼なじみの父親役で戸次、なつが育った牧場の従業員で音尾が出演中。安田は6月まで『白衣の戦士!』に、戸次はフジテレビの月9『監察医 朝顔』にも強行犯係の刑事役で出演中だ。

関連記事

トピックス

常盤貴子が明かす「芝居」と「暮らし」の幸福
【常盤貴子インタビュー】50代のテーマは「即興力」 心の声に正直に、お芝居でも日々の暮らしでも軽やかに生きる自分でありたい
週刊ポスト
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
ホストにハマったAさんが告白する“1000万円シャンパンタワーの悪夢”「ホテルの部屋で殴る蹴るに加え、首を絞められ、髪の毛を抜かれ…」《深刻化する売掛トラブル》
NEWSポストセブン
西武・源田壮亮の不倫騒動から5カ月(左・時事通信フォト、右・Instagramより)
《西武源田と銀座クラブ女性の不倫報道から5か月》SNSが完全停止、妻・衛藤美彩が下していた決断…ベルーナドームで起きていた異変
NEWSポストセブン
大谷夫妻の第1子誕生から1ヶ月(AFP=時事)
《母乳かミルクか論争》大谷翔平の妻・真美子さんが直面か 日本よりも過敏なロスの根強い“母乳信仰”
NEWSポストセブン
麻薬の「運び屋」として利用されていたネコが保護された(時事通信フォト)
“麻薬を運ぶネコ” 刑務所の塀の上で保護 胴体にマリファナとコカインが巻きつけられ…囚人に“差し入れ”するところだった《中米・コスタリカ》
NEWSポストセブン
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
〈ちゅーしたら魔法かかるかも?〉被害女性が告白する有名ホストクラブの“恐ろしい色恋営業”【行政処分の対象となった悪質ホストの手練手管とは】
NEWSポストセブン
公務のたびにファッションが注目される雅子さま(撮影/JMPA)
《ジャケットから着物まで》皇后雅子さまのすべての装いに“雅子さまらしさ“がある理由  「ブルー」や小物使い、パンツルックに見るファッションセンス
NEWSポストセブン
小室圭さんと眞子さん(2025年5月)
《英才教育》小室眞子さんと小室圭さん、コネチカット州背景に“2人だけの力で”子どもを育てる覚悟
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
【ステーキの焼き方に一家言】産後の小室眞子さんを支えるパパ・小室圭さんの“自慢の手料理”とは 「20年以上お弁当手作り」母・佳代さんの“食育”の影響
NEWSポストセブン
不正駐輪を取り締まるビジネスが(CPGのHPより)
《不正駐輪車を勝手にロック》罰金請求をするビジネスに弁護士は「法的根拠が不明確」と指摘…運営会社は「適正な基準を元に決定」と主張
NEWSポストセブン
「子供のころの夢はスーパーマンだった」前田投手(時事通信フォト)
《ワンオペ育児と旦那の世話に限界を…》米国残留の前田健太投手、別居中の元女子アナ妻が明かした“日本での新生活”
NEWSポストセブン
眞子さんと佳子さま(時事通信フォト)
《眞子さん出産発表の裏に“里帰りせず”の深い溝》秋篠宮夫妻と眞子さんをつないだ“佳子さんの姉妹愛”
NEWSポストセブン