国際情報

輸出規制への韓国の報復、関税引き上げなら自分の首絞める

 そういった苦境に追い打ちをかける日本に対して、文在寅政権はWTO(世界貿易機関)への提訴といった「報復措置」をチラつかせる。だが武藤氏は、「報復は不可能です」と指摘する。

「そもそも今回の3品目のように、日本の産業を止められるような韓国産の製品が見当たりません。半導体の日本向け輸出を止めるとしても、韓国の半導体の輸出先は中国が8割で日本は1割しかないうえ、台湾などで代替品を調達できます。数少ない手段は関税引き上げでしょうが、この禁じ手を強行して日本からの輸入が減ったとしても、韓国内の物価が上がって消費が落ちる。結局、自分の首を絞めることになります」

 しかしここに来ても文在寅大統領は事態の深刻さを理解していないようだ。

「現状の打開を図るため7月12~13日に東京で行なわれた日韓の実務者協議で、韓国側から来日した出席者のひとりは貿易について素人でした。文在寅政権からは、問題解決への真摯な姿勢が見えません」(官邸スタッフ)

 日本経済に大きな被害を与えるという文大統領の警告は的を射ていたのか。その答えはすでに明らかだ。

※週刊ポスト2019年8月2日号

関連記事

トピックス

小島瑠璃子の美ボディが話題になっている
小島瑠璃子の中国進出は成功するか バラエティースキルを活かせるかは未知数、反日感情の影響も
NEWSポストセブン
14日聖望学園戦9回表、内角の球をライトスタンドに運ぶ大阪桐蔭3年・松尾汐恩(時事通信フォト)
大阪桐蔭の「扇の要」松尾汐恩を開花させたショートからキャッチャーへの転向秘話
NEWSポストセブン
元NHK・内藤裕子アナが入局当時のエピソードを語る
【全6局「人気女子アナ」同窓会#2】民放が参考にしていたNHKのアクセント
週刊ポスト
1946年1月25日、新発売の煙草「ピース」を求める人々が銀座松屋に列を成す。写真=庭田杏珠 × 渡邉英徳『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(光文社 2020年)より
鮮やかによみがえる「終戦と復興」写真のカラー化がもたらす記憶の“解凍”
週刊ポスト
勤務するオフィスに向かう小室圭さん
小室圭さん、すでに「年収1600万円超え」報道の背景 転職サイト給与情報の“罠”
NEWSポストセブン
左から元NHK・内藤裕子、元日本テレビ・馬場典子、元テレビ朝日・石井希和、元TBS・竹内香苗、元テレビ東京・亀井京子、元フジテレビ・中村仁美
【全6局「人気女子アナ」同窓会#1】給料、社食…新人時代はクレーム対応も
週刊ポスト
約1万5000人の犠牲者を出した、1945年6月7日の大阪空襲。消火活動を行なう町の人々(カラー化/渡邉英徳)
AI技術と人の記憶によるカラー化でよみがえる「戦時下ニッポンの市民たち」
週刊ポスト
実質的には再放送にもかかわらず、高い視聴率を記録した(NHK公式サイトより)
中森明菜『伝説のコンサート』が驚異の視聴率4.6% 紅白出場への期待も高まる
NEWSポストセブン
バイタリティーあふれる山田くん
『笑点』座布団運びの山田くん、知名度活かして介護業に参入「高齢者施設」を来年開業
NEWSポストセブン
松田聖子を目撃
松田聖子、沙也加さんの初盆に“もう1つの遺言”と「新しいお墓」への願い
女性セブン
中林大樹の姿を目撃
竹内結子さん三回忌 中林大樹が子供のために決断、家族3人新生活は「海辺の街」で
女性セブン
インタビューに応じた女子大生
「18歳女子大生」独占インタビュー【第1回】吉川赳議員のついたウソ「私の年齢に食いついた」「愛人契約しないか」
NEWSポストセブン