国内

N国党が議員5人になればNHKは日曜討論に参加させるのか

比例代表で当選が決まり、笑顔でポーズをとる立花孝志代表(写真/共同通信社)

「NHKから国民を守る党」のなりふり構わぬ勢力拡大がNHKを慌てさせている。「入党してくれた議員には国から支給される政党助成金の1人分、年約2430万円を丸々渡す」──立花孝志・代表がそう呼びかけると、北方領土訪問時の言動で日本維新の会を除名された丸山穂高氏が入党、渡辺喜美氏とも統一会派を組んだ。

 他にも、立花氏はパワハラで自民党に離党勧告されそうな石崎徹氏、セクハラで立憲民主党から無期限党員資格停止処分を受けた青山雅幸氏など“傷モノ議員”を中心に10人以上にスカウトをかけており、「スキャンダル議員のたまり場になるんじゃないか」(自民党議員)と見られている。

 これに気が気でないのがNHKだ。

 それというのも、NHKの『日曜討論』に参加できる政党の条件は、「得票率2%以上」かつ「国会議員5人以上」とされ、参院選ですでに得票率2%をクリアしているN国党が所属議員5人になると、NHKは各党党首と一緒に、真っ向から対立する相手である立花氏を出演させなければならなくなるからだ。NHK関係者がいう。

「日曜討論は国会に近いNHK千代田放送会館のスタジオからの中継で、うちが各党の党首や幹部に頼んで番組に出演していただくわけです。だから、収録開始の30分前に局の幹部が挨拶に行く。過去には会長がうかがったこともあった。

“NHKをぶっ壊す”とか“受信料を踏み倒す”という立花氏に幹部たちが出演依頼するなんて、想像もつかない」

関連記事

トピックス

”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン