医師が「受けたい」検査とは
「医療といえども利益追求型ビジネスの1つであり、採算が取れなければ成り立たない。検診や検査は、ある意味で病気にかかっていない人を医療機関に足を向けさせることにつながる、いわばお客さんを獲得するための場。
口の悪い関係者は新たな患者を釣り上げることから検診を“釣り堀”と呼ぶ人もいます。『念のために』という言葉とともに、本来ならば必要ない検診・検査を受けさせられるパターンも多いのが現状です」
私たちの不安につけ込む悪質な医療関係者もいるということだ。ならば、医療の専門家である医師たち自身は、どう選んでいるのか。
女性セブンは、医師200人を対象に、医師自身が「受けたい」「受けたくない」検診・検査は何なのかを徹底取材した。幅広い診療科の医師が匿名を条件に答えたアンケートを読み解くと、検診・検査における私たちがとるべき“最適解”が見えてくる──。
【調査方法】
〇医師200人が明かす『受けたい検診・検査ランキング』
医師200人が「医師として自分が受けたい、もしくは受ける必要があると考える検診・検査」の項目を推奨度順に3つ回答。推奨度が高い順番に3点、2点、1点とポイントをつけて計上した。なお、肩書の「その他」は所属する科がなかったり、現在研究機関に勤務していたりするなどの医師。
〇医師200人が明かす『受けたくない 受ける必要がない検診・検査ランキング』
医師200人が「医師として自分が受けたくない、もしくは受ける必要がないと考える検診・検査」の項目を推奨度順に3つ回答。受けたくない順に3点、2点、1点とポイントをつけて計上した。なお、肩書の「その他」は所属する科がなかったり、現在研究機関に勤務していたりするなどの医師。
◆血液検査は体調管理の指標