芸能

ジャニー喜多川さんのポリシー「見つけるのではなく育てる」

ジャニー喜多川氏の「お別れの会」には多くのファンが訪れた(写真:時事通信フォト)

 ジャニー喜多川さん(享年87)の「お別れの会」が9月4日に東京ドームで行われた。「日本一有名な芸能事務所の社長」であるジャニーさんのために、多くの人々が足を運んだ。

 数多くの男性アイドルたちを発掘し、育て上げてきたジャニーさん。まだあどけない少年を“ダイヤの原石”だと見抜くことも多かった。

「毎月、事務所には履歴書が1万通近く届くこともあるそうですが、ジャニーさんは自らすべてチェックしていました。かなりのスピードで写真をチェックしているのを実際に見たことがあります。

 写真を手繰る手がピタッと止まった時が“原石発掘”のサイン。郷ひろみの写真を見て、『この子すごいことになるよ』とつぶやいたのは語り草になっています。また、『ぼくは10才の子の写真を見て、その子の30代、40代がわかる。そういうふうに見分けられない子はいない』と話していたのも有名な話です」(音楽業界関係者)

 オーディションでは「人間力」も見る。

「ジャニーさんは、普段の言葉遣いや振る舞いも重視します。会場の外に車を止めて、オーディションに来る子たちを会場に入る前からチェックしたり、清掃スタッフを装って参加者の素の表情や周囲への接し方を観察するそうです。

 また、ジャニー社長とわかってから態度を変えるような子は採らない。単にルックスのよい子を選び取っているわけではないのです」(前出・音楽業界関係者)

 採用後は育成に心血を注ぐ。長年、ジャニーさんをよく知る放送作家の山田美保子さんが話す。

「『見つけるのではなく育てる』のもジャニーさんのポリシーです。その子の本質的な価値を見出し、磨き育て上げる才能は誰もが認めています」(山田さん)

◆緊張してるなんて言わないでよ!

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