国内

新天皇8000万円「パレード車」巡る宮内庁と内閣府の綱引き

秋田空港で沿道の人たちに手を振られる天皇、皇后両陛下(写真/時事通信フォト)

 10月22日に迫った天皇陛下の「即位礼正殿の儀」。当日は皇居から赤坂御所まで祝賀パレード(祝賀御礼の儀)が催される。その際に使用されるのが、トヨタの最高級車「センチュリー」を改造したオープンカーだ。

「沿道から天皇・皇后両陛下のお姿がよく見えるように、後部座席が前席よりも4センチ高く、背もたれの角度は25度に調節されている。衝突回避、自動ブレーキシステム、後部座席のサイドエアバッグなども備えています。ちなみに、ナンバープレートは菊の御紋のみ。車の調達予算は8000万円とされており、9月中には納車される予定です」(宮内庁担当記者)

 実はこの車の“所有権”を巡って、宮内庁内がざわついているという。

 平成2年(1990年)の天皇即位パレードで使われたロールスロイスのオープンカーは、その後、宮内庁が管理した。しかし、今回のセンチュリーは宮内庁ではなく内閣府が管理することになったという。宮内庁関係者が言う。

「平成時代のロールスロイスは、その後1993年の皇太子さま・雅子さまのご成婚パレードでしか使用されなかった。たった2回しか使わないのではもったいない、もっと活用するべきだということで、内閣府の管理下になるというのです。11月頃から迎賓館で展示され、来年の東京五輪などの様々な行事でも使用されると聞いています」

関連記事

トピックス

「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
悠仁さまの「加冠の儀」に出席された雅子さま(時事通信フォト)
《輝きを放つシルク》雅子さま、私的な夕食会で披露した“全身ゴールド” ファッション専門家「秋を表現された素晴らしい一着」
NEWSポストセブン
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
クイズ企画が人気を集めている『新しいカギ』の特番が放送される(公式HPより)
《1コーナーから2時間特番に》『新しいカギ』「高校生クイズ何問目?」が高校生から高い支持 「純粋にクイズを楽しめる」「負けても納得感」で『高校生クイズ』との違いも 
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン