芸能

ファンの過激行為が問題、暴徒化しやすいファンの傾向とは

“ヤラカシ”の暴走で活動停止になったグループも…

 一部ファンの過激行動によって、アイドルが活動休止に追い込まれるなどのニュースが世間を騒がせている。ファンの語源は、「fanatic(熱狂者)」(『大辞泉』〔小学館〕より)。行きすぎた愛が狂気に変わる時、人はどうなるのか──。

◆『ジャニーズファン』 オリキがルールの番人

「ジャニーズファンの間では、過激なファンのことを“ヤラカシ”と呼んでいます。自宅や学校に押しかけるストーカー行為をはじめ、タレントが駅のホームに立っている時に体当たりしたり、暴言を吐いたり、バッグを奪ったりするんです。ヤラカシの行為で活動停止になったグループもあったほどです」

 怒りもあらわにこう教えてくれたのは、ジャニーズファン歴20年以上のSさん(42才)だ。

 ヤラカシたちは、もはや犯罪ともいえるような暴力や略奪行為を好きなタレントに繰り返し、その一部始終を動画で撮影。タレントが怒ったり、追い払おうという素振りを見せたりしたら、「暴力を振るわれた」などとSNSで拡散させるという。好きな相手を怒らせて注意を引きたいという、ゆがんだ愛情を持つヤラカシの行為で、タレントたちが疲弊するのを心配するファンは多い。

「ジャニーズファンの間には昔から暗黙のルールがあるんです。例えば、舞台の後の“出待ち”では、“オリキ”(追っかけに力“りき”を入れている人のこと)と呼ばれる古参ファンが、現場が混乱してタレントやスタッフたちに迷惑をかけないよう、厳しく取り締まるなどして仕切っているんです。彼女たちの指示を守ることが、最低限のマナーです」(ファン歴28年のTさん・49才)

 オリキの取り締まりは、ヤラカシの暴徒化のせいか、厳格化している。それでも、“推し”を輝かせるために、ルール順守での応援がファンの務めだ。

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