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2019.10.28 11:00  週刊ポスト

即位の礼は世界的なイベントに 海外ではどう伝えられたか

「即位礼正殿の儀」に参列した海外からの賓客(写真/共同通信社)

◆退位で伝わった平和主義

 この4月30日に上皇・上皇后が退位して以降、海外メディアで改めてその長年の取り組みを評価する記事が相次いだ。英BBC(4月30日)はこう伝えている。

「戦後日本の国際社会における評価を再度高めることに努めてきたのが明仁天皇である。それまでの天皇は大衆と触れ合うことは稀であった。しかし、明仁天皇は天皇の役割を再定義し、国民への同情や慈しみの心で知られるようになった。皇位継承から2年後の1991年には、それまでの規範を破り、長崎の噴火被災者たちに跪いて話しかけられた。また明仁天皇は非公式の大使として海外へも幅広く訪問し続けた」

 米NBC(4月30日)も以下のように伝えた。

「30年にわたる明仁天皇の在位中、日本の戦後の発展は継続し、2020年の五輪開催国にも選ばれた。しかし、1990年代には金融危機や重大な自然災害など苦難にも見舞われた。明仁天皇は皇室と国民の距離を縮め、日本が抱える戦後の傷を癒すことに尽力したことで尊敬を集めている。今年1月に皇居で行なわれた新年一般参賀に平成最多の参賀者が集まったことも、人気の表われだ」

 オーストラリアのテレビ局・ABC(4月30日)は、「明仁天皇は、民間から初めて天皇家に嫁ぎ、60年共に歩んだ美智子皇后と共に、和解と平和、民主主義の象徴として積極的な役割を果たした」と功績を称えている。

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