「来年の新年一般参賀に上皇上皇后両陛下のお出ましを求める声が上がっているそうです。新年一般参賀は、“国民が伝える祝意に、皇族方がお応えになる”という位置づけで、出席が可能な成年皇族はみな出席されるものです。ですから、皇族である上皇上皇后両陛下がお出ましになっても不思議でなく、回数を限定するなどの形でお出ましになる可能性は充分にあります」(皇室ジャーナリスト)
前出の山下さんは、宮内庁内部の“二重の体制”についてこう話す。
「御代がわりがあっても、国民の頭の中にいる天皇がすぐに切り替わるわけではありません。しばらくの間は、上皇上皇后両陛下を“天皇皇后両陛下”としてとらえる国民も多くいるでしょう。しかし、天皇と上皇の二重権威を恐れるあまり、上皇上皇后両陛下のお出ましが制約されることは好ましくありません。今後、ご活動が公的か私的か、発表をどうするか、取材設定をどうするかなど、宮内庁はその都度、難しい判断を迫られるでしょう」
令和皇室は、早くも難題に直面している。
※女性セブン2019年11月21日号