国内

お出まし急増の上皇上皇后両陛下、新年一般参賀出席の可能性も

さまざまな場所においでになられる上皇上皇后両陛下(撮影/横田紋子)

 パレード「祝賀御列の儀」が11月10日に挙行され、次いで14、15日に一世一度の重要な祭祀「大嘗祭」が執り行われる。即位関連行事もいよいよクライマックスを迎えた。ただ、ここにきて、「皇后陛下と上皇后陛下が並び立つ」という令和皇室の在り方が物議を醸し始めているという──。

◆新年一般参賀に出られるかもしれない

 天皇の即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」の翌10月23日、列席した海外王族をもてなすため、赤坂御所(東京・元赤坂)にて茶会が行われ、上皇上皇后両陛下も出席された。

 赤坂御所に向かわれる上皇上皇后両陛下を乗せたお車には、上皇陛下の印である「上皇旗」がはためいていた。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは次のように分析する。

「ご退位後は基本的に公務はされないことになっていますが、ゼロというわけではありません。今回、お車に上皇旗が付いていましたので、ご出席は“公務”という考えのようです」

 上皇上皇后両陛下のお出ましは最近、急増している。11月1日には東京スタジアム(東京・調布市)でラグビーW杯3位決定戦を観戦された。ほかにも、10月7日には国立劇場(東京・千代田区)で琉球舞踊を鑑賞され、同月11日には東京芸術劇場(東京・豊島区)で鳥類図譜展をご見学、11月6日には国立公文書館(東京・千代田区)で展示をご覧になった。

「5月の御代がわり直後も外出はありましたが、『私的』であることを理由に公表は控えられてきました。しかし最近になって、事前に訪問が公表されることが増えています。公表があればメディアの取材が入るようになり、その結果、両陛下のお姿が報じられる機会が増えているのです」(皇室記者)

 そうした中、宮内庁内部では早くも来年に向けて新たな議論が起こっているという。

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン