「坂本(勇人、30)と丸(佳浩、30)の不調が痛手だったが、2人ともペナント終盤からフォームのバランスを崩していました。とくに坂本は好調時とトップの位置がまるで違っており、日本シリーズまでに修正できなかった。シーズンを通して見ているコーチが気づいてやらなければいけないのに、何をしていたのか。日本シリーズ直前に村田修一を二軍から一軍打撃コーチに昇格させたが、ペナントを見ていない彼に修正できるわけがありません。
私が西武のコーチだった時代は、森祇晶・監督が日本シリーズ直前に、本塁打のタイトル争いで大振りになっていた秋山(幸二)、清原(和博)、デストラーデのフォーム修正を私に指示しました。原巨人にそれだけの準備があったか。原監督以下コーチ陣の意識改革が必要でしょう」
※週刊ポスト2019年11月22日号