スポーツ

女子ゴルフ暴言騒動 背景に岡本綾子氏と協会幹部との距離感

女子ゴルフ界のレジェンドが告発した(写真/共同通信社)

 その内容もさることながら、騒動が明らかになる経緯も異例だった。女子ゴルフ日本ツアーの「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」(10月24~27日)で人気プロ・笠りつ子(りゅうりつこ・32)が起こした「死ね暴言」問題だ。

「トラブルは初日のスタート前に起きた。ゴルフ場の風呂場の脱衣所にバスタオルがなかったことが発端。朝は脱衣所でストレッチをする選手が少なくないが、その時に床に敷いて使ったタオルを持ち去ってしまうことが多く、この大会では主催者側がLPGA(日本女子プロゴルフ協会)と話し合って事前に撤去していた。

 そのことが選手側に伝わっておらず、従業員にバスタオルを出すよう要求したが断わられ、対応した副支配人と押し問答になって、最後に笠が“頭が固い。死ね”と暴言を吐いたという話です。それを伝え聞いた主催者側が激怒してしまった」(ツアー関係者)

 この騒ぎを大会最終日となる10月27日朝、デイリースポーツのコラムで、女子ゴルフ界の大御所・岡本綾子(68)が“暴露告発”し、明るみに出た。コラムでは当事者について〈優勝したこともあるベテランプロ〉と名前を伏せながらも、〈LPGAはもっと選手を教育したらどうか〉と手厳しく批判した。

 翌28日にはスポーツ紙が笠の実名を報じ、31日に笠自身が謝罪文をマスコミに送付。当面の間、ツアー出場を自粛すると公表した。LPGAの小林浩美会長(56)も「あってはならない発言。協会として責任を感じている」と釈明に追われた。

“告発者”となった岡本氏は、この大会のテレビ解説で会場入りしていたため騒ぎを耳にしたという。

関連記事

トピックス

憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された愛子さま(2025年5月8日、撮影/JMPA)
《初の万博ご視察》愛子さま、親しみやすさとフォーマルをミックスしたホワイトコーデ
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン