6度の盗塁王に輝いた俊足でリードオフマンとしてV9に貢献し、現在は巨人OB会会長を務める柴田勲氏(75)は、巨人の機動力をこう評する。
「今季は原監督が“どんどん走れ”とハッパをかけ、リーグ2位の83盗塁をマーク。機動力がないわけではない。
ただ、日本シリーズではソフトバンクが4盗塁で、巨人は0でした。ソフトバンクの周東(佑京、23)のように“代走のスペシャリスト”と呼べる選手がいなかったことが大きいでしょう。そんな若手を育てると、ここぞという時の試合運びに余裕が出るでしょうね」
※週刊ポスト2019年11月22日号