国際情報

放し飼いのシェパード2頭が少女を殺す、恐怖の一部始終

歴史ある銭湯が危機に

犬の管理がルーズ過ぎる

 中国河北省保定市曲陽県で11月下旬、9歳の少女が小学校に通う途中の農道で、2頭のシェパードに首や頭など数カ所を噛まれた。少女は病院に運ばれたが、出血多量などで死亡した。飼い主は近くの農民の男性だったが、いつも放し飼いにしていて、少女を襲ったことに気が付かなかったという。警察では犯罪事件として、飼い主の男性を調べている。地元紙 『燕趙都市報』が報じた。

 中国では放し飼いの犬に襲われて死傷する事件が多発しており、年間100件以上報告されており、今年7月には上海在住の日本人女性も被害に遭っている。中国ではペットを飼う人口が増えているが、放し飼いや糞尿の放置、予防接種を受けさせないなど飼い主のマナーが問題視されている。

 少女と同じく通学中だった男子小学生の話では、急に2頭のシェパードが現れて、1頭は猛烈なスピードで走ってきて高くジャンプして少女の首に噛みついて、放さなかったという。

 もう1頭も少女の後ろからジャンプして頭を攻撃したため、男子小学生は石を投げてシェパードを追い払おうとしたが、逆に吠えるなどして威嚇されたため、その場から逃げた。そこで、通学中の少女の姉を見つけ、状況を説明したという。

 姉も現場に駆けつけて、石を投げるなどして、シェパードを追い払おうとしたが、やはり吠えられて怖くなり逃げだして、自宅に戻って両親に相談。ともに、現場に戻ったところ、シェパードはいなくなっていたが、少女は首や頭などから血を流して倒れていたという。両親らはすぐに病院に運んだものの、すでにこと切れていた。

 地元住民の話では、少女はシェパードに50メートルも引きずられていたという。地元警察は飼い主の男性を突き止め、過失致死などの疑いで男性を調べている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
黒島結菜(事務所HPより)
《いまだ続く朝ドラの影響》黒島結菜、3年ぶりドラマ復帰 苦境に立たされる今、求められる『ちむどんどん』のイメージ払拭と演技の課題 
NEWSポストセブン
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
公職上の不正行為および別の刑務所へ非合法の薬物を持ち込んだ罪で有罪評決を受けたイザベル・デール被告(23)(Facebookより)
「私だけを欲しがってるの知ってる」「ammaazzzeeeingggggg」英・囚人2名と“コッソリ関係”した美人刑務官(23)が有罪、監獄で繰り広げられた“愛憎劇”【全英がザワついた事件に決着】
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
NEWSポストセブン