スポーツ

渋野日向子がマスコミから人気あり過ぎ、気の毒な鈴木愛

渋野日向子は東京五輪出場を目指す

 今年、大ブレイクした渋野日向子(21)と鈴木愛(25)、さらに申ジエ(31)を交えた賞金女王争いは、ツアー最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップ」(優勝賞金3000万円)までもつれ込んだ。渋野は通算7アンダーの2位タイに終わり、通算5アンダーで5位に入った鈴木が、2017年以来2年ぶりとなる賞金女王に輝いた。

 熾烈な賞金女王争いに、マスコミの注目度も高かったが、気になる点もあった。前週の「大王製紙エリエールレディス」で渋野が優勝してトップを走る鈴木との差を詰めると、スポーツ紙には〈2週連続優勝で逆転賞金女王へ〉と、渋野を“応援”するような文言が並んだ。

「メディアは完全な“渋野シフト”でした。たしかに渋野の日本ツアー4勝(11月27日時点、以下同)と全英制覇は凄い成績。ただ、鈴木のシーズン7勝は史上3人目の記録、日本開催の米女子ツアーを含む3週連続優勝は史上2人目の快挙です。にもかかわらず、渋野に比べて扱いは格段に小さい」(ツアー関係者)

 大会中のカメラも、とにかく渋野を追い続ける。スポーツ紙のゴルフ担当カメラマンが明かす。

「普段は優勝争いを中心に撮りますが、どんな展開でも“渋野中心”で撮るように指示されます。それも笑顔の瞬間、お菓子を食べている時、仲間とふざけ合う様子……といった細かい指定があり、ほぼ渋野のラウンドに密着するしかない」

 ギリギリの争いを繰り広げた鈴木にとっては、これも“逆風”となった。

「ギャラリーもほとんどが渋野のパーティにつき、渋野がパットを終えると、他のプレーヤーのパットが残っていても移動を始めてしまうこともあった。同組の選手はなかなか集中できない。大王製紙エリエールレディス最終日は渋野と鈴木が同組だったが、声援も渋野に集中し、鈴木が気の毒になりました」(同前)

 渋野の“敵役”には想像以上の負担がかかるのだ。

関連記事

トピックス

初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン