しかし、市当局は被害者を助けようとせず、事故発生から3時間後の同日正午、陥没個所へのセメントの注入を開始。広州市の地下鉄会社は午後3時半ごろ、「陥没のさらなる拡大を止めるために、部分的な穴埋め作業を行っている」と発表しており、地上から被害者の救出活動は行われなかった。
これに対して、3人の家族らは4日、市政府庁舎前で、「人命を軽視するな」などと書かれた横断幕を掲げて抗議行動を起こしたが、警官隊によって身柄を拘束され、消息不明になっている。
これを知った市民の1人はウェイボ上で「中国では至る所で、道路が陥没するなどのずさんな工事が行われており、今回も地下鉄工事によって、大きな穴が開き、人命が失われた。政府のずさんな建設工事の犠牲になるのはいつも庶民ばかりだ」などの書き込みがみられる。