五木氏が『青春の門』(筑豊篇)を刊行してから五十年。ぼくらは「青年は荒野をめざす」と肩で風を切り、つまずき、転がり、青ざめつつ、七十代老人になった。半世紀がすぎ、『青春の門』第九部が刊行されて、九杯目のウォッカを飲むように読んだ。夢と冒険とはてしない地平をめざしていく。
時代の語り部・五木寛之は、すでに第十部の執筆にとりかかっている。流浪するイブーキと、筑豊の歌手オリエの運命やいかに。目をはなせない「義」と「連帯」の行く末に注目。
※週刊ポスト2020年1月3・10日号
五木氏が『青春の門』(筑豊篇)を刊行してから五十年。ぼくらは「青年は荒野をめざす」と肩で風を切り、つまずき、転がり、青ざめつつ、七十代老人になった。半世紀がすぎ、『青春の門』第九部が刊行されて、九杯目のウォッカを飲むように読んだ。夢と冒険とはてしない地平をめざしていく。
時代の語り部・五木寛之は、すでに第十部の執筆にとりかかっている。流浪するイブーキと、筑豊の歌手オリエの運命やいかに。目をはなせない「義」と「連帯」の行く末に注目。
※週刊ポスト2020年1月3・10日号