国内

スマホないと支払いの度に不便味わう、神事もキャッシュレス

愛宕神社のほか、世界文化遺産の下鴨神社(京都府)でもキャッシュレス化が進み、電子マネーでお守りやお札が授与されており、外国人観光客に好評だという

 体験取材を得意とする『女性セブン』の名物記者、“オバ記者”こと野原広子(62才)が、世の中の気になることに気ままな意見をぶつける。今回のテーマは「キャッシュレス化の波を新年早々感じています」。

 * * *
 62才・独身の私は、紅白歌合戦、年越しそば、お雑煮、お年玉──世間様が当たり前にしていることを何ひとつしていない。でも、1つだけ続けていることがある。初詣だ。

 なのに、今住んでいる東京・秋葉原の近辺には手を合わせたい神社が見つからない。ここ数年、パッとしないのも、心の氏神様がいないからではないか…。

 で、ネットを見ていたら、「お賽銭をキャッシュレスで支払える愛宕神社」がヒットした。

 だけどなぁ。やっぱり気になるのはお賽銭の集め方よ。通常のお賽銭箱の隣に「Edy賽銭箱」なるものがあって、金額を入力して確定ボタンを押して、楽天Edyカードをかざすだけっていうんだけどさ。チャリンッ! と音がしないと、神様に私の願いは伝わらないんじゃないの? どうも腑に落ちない。

 キャッシュレス社会というけれど、神事までは…と戸惑う気持ちと、新しいことを面白がる好奇心とが行ったり来たり。

 とはいう私だって、今お財布に入っている現金は千円札が2枚とジャリ銭が少し。いつも行くスーパーは自動支払機でカード払いだし、コンビニもタクシーもSuicaでピッ! 考えてみれば、とっくの昔に私もキャッシュレス化してた。

 思えば、このところ、銀行がずいぶん遠い存在になっている。だって、なんだか高飛車なわりに融通が利かないんだもの。

関連キーワード

関連記事

トピックス

真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
相撲協会と白鵬氏の緊張関係は新たなステージに突入
「伝統を前面に打ち出す相撲協会」と「ガチンコ競技化の白鵬」大相撲ロンドン公演で浮き彫りになった両者の隔たり “格闘技”なのか“儀式”なのか…問われる相撲のあり方
週刊ポスト
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン