ビジネス

開かずの踏切対策 QRコード付き看板設置で運行情報提供も

京成本八幡駅に隣接した踏切に設置されたQRコード付き看板

京成本八幡駅に隣接した踏切に設置されたQRコード付き看板

 仕事始めからいきなり、踏切事故の影響で電車が遅れてふだん以上に疲れてしまった人もいただろう。近年、踏切事故の原因のひとつに、1時間のうち40分以上遮断機が下りている開かずの踏切問題がある。すぐに解消することは難しいが、利用者の利便性向上のために様々な努力がなされている。ライターの小川裕夫氏が、京成電鉄が踏切に運行情報にアクセスできるQR情報の表示についてレポートする。

 * * *
 昨年4月13日、京成電鉄船橋競馬場前駅に隣接する踏切の遮断桿をノコギリで切断した男が器物破損の容疑で逮捕された。当時、京成電鉄は事故で電車が止まっていた。その影響で踏切がずっと閉じた状態になり、それに業を煮やした容疑者が遮断桿を切断。大きな事故にはつながらなかったが、一歩間違えば大惨事を引き起こす凶行といえる。

 同事件において京成電鉄に非はない。だからと言って、京成が安全対策に手を抜くことは許されない。また、開かずの踏切対策も求められる。

 そうした状況を受け、昨年末から京成は開かずの踏切に新たな対策を始めた。それが、QRコードを駆使した運行情報の提供だ。

「踏切にQRコード付き看板を設置し、踏切を待っている人に対しても運行情報を提供することは以前から要望をいただいていました。4月の踏切切断事件がきっかけで設置を決めたわけではありませんが、設置を後押しした一因にはなっていると思います」と説明するのは京成電鉄統括部広報担当者だ。QRコードを活用した運行情報の提供は、すでに多くの鉄道会社が取り組んでいる。しかし、これまで鉄道事業者がQRコード付き看板を設置して運行情報を提供していたのは駅や電車内にとどまっていた。踏切にQRコード付き看板を設置して、リアルタイムで運行情報を提供する取り組みは京成独自のものといえる。

「長時間にわたって踏切が遮断している場合、それが事故によるものなのか、ちょっとした遅延なのか、踏切を待っている人には判断できません。そうした踏切が開くのを待つ通行人にも運行情報を提供することで、通行者が踏切を迂回するかどうかを決めることができます。踏切にQRコード付き看板を設置して、運行情報を提供することはお客様サービスの一種だと考えています」(同)

関連記事

トピックス

国際ジャーナリスト・落合信彦氏
【訃報】国際ジャーナリスト・落合信彦氏が死去、84歳 独自の視点で国際政治・諜報の世界を活写 
NEWSポストセブン
元日に結婚を発表した女優の長澤まさみ(時事通信フォト)
長澤まさみ「カナダ同伴」を決断させた「大親友女優」の存在…『SHOGUN』監督夫との新婚生活は“最高の環境”
NEWSポストセブン
薬物で急死した中国人インフルエンサー紅紅(左)と交際相手の林子晨容疑者(右)(インスタグラムより)
「口に靴下を詰め、カーテンで手を縛り付けて…」「意識不明の姿をハイ状態で撮影」中国人美女インフルエンサー(26)が薬物で急死、交際相手の男の“謎めいた行動”
NEWSポストセブン
晩餐会に出席した真美子さんと大谷(提供:soya0801_mlb)
《真美子さんとアイコンタクトで微笑み合って》大谷翔平夫妻がファンを驚かせた晩餐会での“サイレント入退場”「トイレかなと思ったら帰っていた」
NEWSポストセブン
畠山愛理と鈴木誠也(本人のinstagram/時事通信)
《シカゴの牛角で庶民派ディナーも》鈴木誠也が畠山愛理の肩を抱き寄せて…「温かいご飯を食べてほしい」愛妻が明かした献身性、広告関係者は「大谷&真美子に引けを取らないパワーカップル」と絶賛
NEWSポストセブン
最新情勢をもとに東京の30選挙区の当落を予測した(時事通信フォト)
【2・8総選挙「東京1〜10区」の最新情勢】公明の連立離脱で現職閣僚が落選危機か 自民の優勢が伝えられるなか中道の前職がリードする選挙区も
NEWSポストセブン
第74回関東東海花の展覧会を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2026年1月30日、撮影/JMPA)
《雪の精のよう》佳子さま、ゴールドが映える全身ホワイトコーデに上がる賞賛の声 白の種類を変えてメリハリを出すテクニック
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせインフルエンサー、ボニー・ブルー(TikTokより)
《あなたが私を妊娠させるまで…》“12時間で1000人以上と関係を持った”金髪美女インフルエンサー(26)が企画を延期した真相に「気色悪い」と批判殺到
NEWSポストセブン
イラク出身のナディア・ムラドさん(EPA=時事)
《ISISに囚われた女性が告発》「お前たちは “奴隷” になるためにいる」「殴られ、唾を吐きかけられ、タバコの火で焼かれた」拉致された末の“生き地獄”の日々とは
NEWSポストセブン
ハナ被告の相次ぐ麻薬関連の容疑は大いに世間を騒がせた(Instagramより。現在は削除済み)
《性接待&ドラッグ密売の“第2の拠点”をカンボジアで計画か》韓国“財閥一族のミルク姫”が逮捕、芸能界の大スキャンダル「バーニング・サン事件」との関連も指摘
NEWSポストセブン
アワードディナーに初めて出席した真美子さん(提供:soya0801_mlb)
《鎖骨見せワンショルで“別人級”》大谷翔平の妻・真美子さん、晩餐会ファッションで見せたジャパン推しの“バランス感覚”【専門家が解説】
NEWSポストセブン
サンシャインシティ文化会館を訪問された佳子さま(2026年1月30日、撮影/JMPA)
《メイク研究が垣間見える》佳子さま、“しっかりめ”の眉が印象的 自然なグラデーションを出す描き方、ナチュラルなアイシャドウやリップでバランスも
NEWSポストセブン