芸能

田中みな実、爆売れ写真集でついた家族に関する「やさしい嘘」

名実ともに「みんなのみな実」になった(時事通信フォト)

「発売1か月で50万部を突破する異例の売れ行きです。この勢いで、どこまで部数が伸びるか注目されています」

 出版関係者がそう語るのは、昨年12月に発売されたフリーアナウンサー・田中みな実(33才)の写真集『Sincerely yours…』(宝島社)のこと。

 記録的な売り上げの要因は、同世代の女性からの圧倒的な支持。写真集を田中本人が手渡す「お渡し会」でも、来場者の8割が女性だった。

「田中さんの人気の秘密は、美へのあくなき探究心。月30万円以上美容代にかけるほどで、“美のカリスマ”として同性の憧れを集める存在になっています。一方で恋愛の失敗談などをあけすけに話すなど、気取らない雰囲気が女性たちの共感を集めているんです」(前出・出版関係者)

 なんでも包み隠さず話すというイメージが強い田中だが、世間に明かしていないことがある。

「写真集には彼女と両親の座談会が掲載されているんですが、実は両親は熟年離婚しているんです」(田中の知人)

 田中は、金融機関勤務の父と母の間に3人きょうだいの次女として生まれた。父の仕事の関係で、小学生時代を海外で暮らした経験も持つ。

「ご両親は、やりたいことを応援してくれて、どんな時も信じて見守ってくれる存在でした。田中さんは、アナウンサーとしてTBSに入社後もしばらくは実家暮らしだったこともあり、両親には甘えていたという思いがあるようです」(テレビ局関係者)

 田中がTBSを退社してフリーになった2年後の2016年頃、両親は離婚したという。

「埼玉県内の実家には、お母さんが住み続けることになり、お父さんが家を出て暮らすことになったと聞きました。子供も成人し、お互いの人生を生きるための“円満離婚”だったそうです」(前出・田中の知人)

 芸能界には両親の離婚を経験している人は少なくない。その場合、親は表舞台に出ないか、父か母のどちらかが登場することが多い。

「田中さんは今でもご両親と仲がよく、離婚という選択を尊重しています。自分のルーツは両親だと思っているので、初めての写真集にはふたりで出てもらい、一生の宝物にしたかったそう。なんでも話す田中さんが離婚に触れなかったのは、“どんな形になっても家族は家族”という思いがあるから。そこは許される“やさしい嘘”だと思います」(前出・出版関係者)

 座談会で父は《最近は、関係性が親子から友達みたいになってきましたね》と語り、母は3人の子育てが終わったことについて《だから今、幸せなんですけどね》と話している。

 田中も《この先家庭を持つとしたら、父と母が築いたような家庭にしたい》と、両親への愛と尊敬の念に満ちた言葉を紡いだ。形は変われど、家族は続いていく。

※女性セブン2020年1月30日号

関連記事

トピックス

高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年、第27回参議委員議員選挙で使用した日本維新の会のポスター(時事通信フォト)
《本当に許せません》維新議員の”国保逃れ”疑惑で「日本維新の会」に広がる怒りの声「身を切る改革って自分たちの身じゃなかったってこと」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
《浜松・ガールズバー店員2人刺殺》「『お父さん、すみません』と泣いて土下座して…」被害者・竹内朋香さんの夫が振り返る“両手ナイフ男”の凶行からの壮絶な半年間
NEWSポストセブン
寮内の暴力事案は裁判沙汰に
《広陵高校暴力問題》いまだ校長、前監督からの謝罪はなく被害生徒の父は「同じような事件の再発」を危惧 第三者委の調査はこれからで学校側は「個別の質問には対応しない」と回答
NEWSポストセブン
ドジャース・山本由伸投手(TikTokより)
《好みのタイプは年上モデル》ドジャース・山本由伸の多忙なオフに…Nikiとの関係は終了も現在も続く“友人関係”
NEWSポストセブン
齋藤元彦・兵庫県知事と、名誉毀損罪で起訴された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志被告「相次ぐ刑事告訴」でもまだまだ“信奉者”がいるのはなぜ…? 「この世の闇を照らしてくれる」との声も
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・“最上あい”こと佐藤愛里さん(Xより)、高野健一容疑者の卒アル写真
《高田馬場・女性ライバー刺殺》「僕も殺されるんじゃないかと…」最上あいさんの元婚約者が死を乗り越え“山手線1周配信”…推し活で横行する「闇投げ銭」に警鐘
NEWSポストセブン
親子4人死亡の3日後、”5人目の遺体”が別のマンションで発見された
《中堅ゼネコン勤務の“27歳交際相手”は牛刀で刺殺》「赤い軽自動車で出かけていた」親子4人死亡事件の母親がみせていた“不可解な行動” 「長男と口元がそっくりの美人なお母さん」
NEWSポストセブン
トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
《電マ、ナースセットなど用途不明のグッズの数々》数千枚の写真が公開…10代女性らが被害に遭った“悪魔の館”で発見された数々の物品【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン