東出の不倫相手、唐田えりか(Ph:GettyImages)
というのも、しばらく前に杏の父・渡辺謙(60才)が不倫で叩かれていた時、杏は父について「まったくバカなんだから」と言っている。
この視線をわが夫に対しても持っていたと思う。東出が唐田に熱を上げて3年、何度も密会がバレて、そのたびに杏は「まったくバカなんだから」と怒り、許してきたのではないか。もっと言えば、バカな東出が嫌いではなかったのではないか…と思う。
芸能界といえど、妻だけ愛する堅ブツの石部金吉のような男もいるし、逆に浮気をしても妻にバレるようなヘマはしない利口者だっている。15才から芸能界に身を置いている杏が、そんなことを知らないはずがないわよ。
だから、あえて言いたい。
不倫した人を断罪できるのはその関係者たちで、私たち世間は、「人は見かけによらないのね。おしどり夫婦もいろいろあるのね」と噂話をするだけ。「理想の夫婦だと思っていたのに、あの男には騙された」って、鬼の首でも取ったように騒ぐことないし、ネット上とはいえ、「市中引き回しの上、ふたつ重ねて置いて4つにしろ」などと叫ぶのは野蛮すぎやしないか。
世間には杏を擁護する声が溢れ、東出と唐田に対して非難の声が殺到している。
唐田に至っては、ドラマ降板、モデル起用されていた女性誌のホームページからの削除など、その代償は大きい。
同じ“エリカ”でも大違い。麻薬取締法違反の容疑で逮捕された沢尻エリカ(33才)の場合は、その出演作が公の目に触れないことが決まった時、「作品と事件は関係ない」と彼女を擁護する声が一部にあった。それに比べて、今回のえりかに対する風当たりはどうよ。
たしかに、妻が妊娠中に誘ってきたゲス男を突っぱねなかったのね、とは思うよ。でももっと癇に障るのは、“虫一匹殺さぬ”ような、あの顔なんだって。
それに、ああ、もう言っちゃお。正直いって東出クンみたいに脇が甘々な、アホ男がいなくなったらつまらなくない? 何かの気の迷いで、もし私が彼から誘われたら、「ごちそうさん」と言っちゃうかも。いや、絶対に言っちゃうね。
※女性セブン2020年2月13日号