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中学生相撲の大会、さば折り、かんぬき、反り技は禁じ手に

白鵬のかち上げは批判も多いが…(写真/共同通信社)

 力士がぶつかり合う時、発する“ガツン”という音が転じて「ガチンコ相撲」という言葉が生まれたほど、激しいぶつかり合いが醍醐味の相撲。わんぱく相撲大会など子どもたちによる大会も盛んだが、少年に対しては、その成長を守るために厳しい制限を課している。小学4~6年生の「わんぱく相撲」では、「張り手」や「拳や指による突き」など13の禁じ手がある。

 かつて、横綱・北の湖は中学生だった13歳で入門し、プロの土俵に上がっていた。だが、現在は中学生の大会でも、日本相撲連盟審判規程に準じて、プロでは認められている「反り技(居反り・撞木反り・掛け反り他)」「かわずがけ」「さば折り」「かんぬき」などを“禁じ技”に、「脇に入った相手の首を極める」「後頭部を相手の腹部につける」「鴨の入首」などを“危険な組手”として禁止している。

 こうした禁じ技を使ったり、危険な組手になった場合は、直ちに取組を中止して取り直し、2回続けると負けになる。

※週刊ポスト2020年3月20日号

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