「歌には自信がありましたし、直前までやる気マンマンでした。でも僕の声だと、チームの成績が悪くなったらファンが歌ってくれなくなっちゃう。それで思い直したんです。
応援歌はベンチで聞いても気持ちいいもんです。球場がひとつになるというかね。今でも口ずさむし、塩見さんに変わってもらって良かったと思いますよ」
2013年秋に44年ぶりに再結成したザ・タイガース。沢田研二は筋金入りの虎党で、同年のCSで敗退した阪神に檄を飛ばすかのように『六甲おろし』ロックバージョンを熱唱した。
※週刊ポスト2020年4月17日号