国内

身近なコロナ感染リスク スマホは不潔、靴のウイルスは残る

スマートフォンを機器の中に入れるだけで滅菌が可能で、値段は120USドル。画像は商品購入サイトより

 新型コロナウイルス感染対策のため、不要不急の外出を控えるのはもちろんのこと、生活習慣を見直す必要もある。実際に、身の回りには感染の原因となりうるものもあるのだ。

 坂根Mクリニック院長の坂根みち子さんは意外な危険性を教えてくれた。

「持ち物の中で、圧倒的に汚れているのがスマートフォンです。机などに直置きするほか、さまざまな場所を触った手で操作するので、不潔だと考えるべき。アルコールや次亜塩素酸ナトリウムの消毒液などを布やコットンに含ませ、こまめに表面を拭きしょう」

 アメリカでは、タイム誌をはじめとする複数のメディアで、スマートフォンを介した感染の危険性が報じられている。その対策として、スマートフォンを滅菌するためだけのUV機器も販売され、人気だというから驚きだ。

 ウイルスの巣窟は足元にもある。3月25日付の英国版ハフポストが注意を呼びかけたのが、靴だ。記事によると、公衆衛生の専門家キャロル・ウイナー氏が、靴の上に付着したコロナウイルスは数日間生存可能だと指摘。また、救急医のクワンザ・ピンクニー氏は「靴底は靴の上部よりも多くの細菌やウイルスにとっての温床になる」と強調している。

 靴を履いたまま家に上がる海外ほどではないにせよ、日本でも玄関先で靴の汚れを落としたり、消毒したりして、家にウイルスを持ち込まないよう心がける必要がありそうだ。

 日本ではまだ気づかれていないが、海外ではすでに実践されている最新のコロナ対策。ぜひ取り入れてみてほしい。

※女性セブン2020年4月23日号

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