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雅子さまのお人柄を表すエピソード、自分のことより周囲を優先

雅子さまは17年以上、記者会見を行われていない(2002年12月、東京・港区。写真/時事通信フォト)

 昨年の5月1日、御代がわりにより皇后になられた雅子さま(56才)。快復途上で療養の身であるため、すべてを完璧にこなせないことがあったとしても致し方ないだろう。しかし、雅子さまはご自分らしい形で、国民への寄り添いを続けてこられた。

 国民を襲う災害が起これば、現地に出向いて被災者を励まし労われる。その姿は皇太子妃時代から変わらない。

「ただ、皇太子妃時代は、当時の天皇皇后両陛下が動いてからでないと動きにくかったのも事実です。被災地訪問は、上皇上皇后両陛下がとても大切にされてきた“象徴の形”を表すものであります。おふたりを尊敬されているからこそ、先んじて被災地に赴くことはできなかったのです。しかし、天皇皇后両陛下は当時から、困難な環境に身を置く人に対して強く心を寄せられていました。

 天皇皇后となられたいま、ご自分たちのお気持ちを全面に出したお出ましが増えていくと思います」(宮内庁関係者)

昨年12月、台風19号で大きな被害を受けた宮城県・福島県を訪れられたことは、両陛下のお気持ちを表す顕著な例だろう。

「当時は即位に関する行事が続き、雅子さまの疲労もピークに達していました。それでも“是が非でも年内にお見舞いしたい”というお気持ちが強かったと聞いています。少しでも多くの被災者と交流し、励ましたいという願いから、ご多忙の中でスケジュールを組み、訪問を実現されたそうです」(前出・宮内庁関係者)

 福島県で雅子さまに励まされた被災者の高校生は次のように語る。

「家が浸水したことをお話しすると、“大変でしたね”“つらかったでしょうね”と労ってくださいました。とても緊張しましたが、私と目の高さを合わせてお話しくださり、優しい気持ちになれました」

◆子供たちに見せた気遣い

 ご公務で地方を訪れた際にも、雅子さまらしい振る舞いが見られたという。

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