悩ましいのが学校の再開だ。ドイツは5月4日から小学校、中学校、高校を一部再開し、フランスは5月11日からクラスの定員を15人に制限して順次再開。一方、アメリカ・ニューヨーク州の再開は9月以降になる見込みだ。
「日本では、東京都の小池百合子知事は持論の9月入学・始業を提言しています。一方、文科省は休校中でも小1、小6、中3は優先して分散登校日を設けることを求めている。休校で子供の教育の機会を奪う代償は大きく、オンライン授業は整備状況などにより地域格差が生じるため、この先は緊急事態宣言が終了する6月から段階的に学校を再開すべきとの声が強まるでしょう」(教育ジャーナリスト)
新型コロナへの対応が後手後手に回った日本。「日常」に戻るための手は、早め早めに打ってもらいたい。
※女性セブン2020年5月21・28日号