芸能
2020.06.04 07:00 週刊ポスト
H Jungle、ポケビ、えなり、上戸彩… 紅白1回出場歌手の歴史

紅白に1回でも出場できればスゴいが…
昨年、70回を迎えた『NHK紅白歌合戦』の総出場歌手は708組(特別出演など除く)。そのうち41.9%は、1度しか晴れ舞台に立っていない。『紅白歌合戦と日本人』(筑摩選書)の著者である太田省一氏が語る。
「数多のヒット曲を持つザ・タイガースや吉田拓郎、THE ALFEE、安全地帯、Mr.Childrenなども1度のみ。フォーク系やバンド系は打診されても断わっていたからと思われます。一方、2000年代以降、上戸彩やえなりかずきのように曲が大ヒットしたわけではないものの、人気俳優が1度出場したこともありました」
紅白の価値や選考基準は時代とともに変化する。
紅白の視聴率は1984年の78.1%から2年後に59.4%と初めて60%台を割り、1989年には47%にまで低下した。人気回復策として、NHKは幅広いジャンルからの選出を始めた。
「1987年にはシャンソンの金子由香利、1988年には民謡の岸千恵子、1989年には舞台俳優の市村正親が出ました。1990年にはベルリンの壁が崩壊したこともあり、“世界紅白”と位置付け、シンディー・ローパーやポール・サイモンも呼ばれ、マルシアが故郷であるブラジルのサンパウロからの中継で歌いました」(太田氏)
2部制となり2年目の1990年、1度のみの出場は16組にも上り、10年前と比べると4倍になる。
関連記事
トピックス

バイデン政権の本音は「アジアの安全保障は日本に任せる」
NEWSポストセブン

トヨタ「GRヤリス」は買って後悔しないのか 自慢の俊足ぶりや乗り味を確かめた
NEWSポストセブン

「ふいんき」「いちよう」「うる覚え」 日本語の間違い生じる4つの条件
NEWSポストセブン

美智子さま 通院以外では半年ぶり「15分外出」、ご友人をお見送り
女性セブン

田中邦衛さん、消えた9年 『北の国から』とは異なる家族の真実
女性セブン

芝翫の長男・中村橋之助、元乃木坂46女優と4連泊 二股疑惑に答えた
女性セブン

小室圭さんが明かした新事実「元婚約者との録音データ」の中身
NEWSポストセブン

King Gnu常田大希がモデルemmaと交際 誕生日を一緒に過ごす
女性セブン