1990年代半ば以降、歌手としてヒットを飛ばしたお笑い芸人も選出される。フジテレビ系の『HEY!HEY!HEY!』を機に誕生したH Jungle with t、日本テレビ系の『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』から生まれたポケットビスケッツ&ブラックビスケッツなどが1度のみ紅白の舞台に立った。
「NHKが民放発の企画を受け入れるようになった。芸人出場の先駆けは嘉門達夫です。1992年、『替え歌メドレー』を権威ある紅白で披露し、驚きました」(太田氏)
1回のみ出場は1970年代36組、1980年代33組から1990年代70組と倍増している。
※週刊ポスト2020年6月12・19日号