ビジネス

茨城空港のTokyo騒動に県民「”だっぺ空港”の方が魅力的」

有識者案を却下した大井川和彦・茨城県知事(時事通信フォト)

有識者案を却下した大井川和彦・茨城県知事(時事通信フォト)

◆有識者の「答申」よりも県民の「誇り」を選んだ県知事

 有識者会議の最終答申を県知事がひっくり返す結果となった、今回の空港愛称問題。なぜ、こんなことになったのか。

 ひとつは県が実施したパブリックコメントで反対論が多かったことが要因。県の空港対策課に確認したところ、60件のパブコメが集まった。その内容はまだ公開されていないが、「東京に非常に近いという誤解を与える」「東京の名を冠するのはいかがなものか」など否定的意見が目立ったという。

 さらに、有識者会議の最終案が報じられた直後から、ネット上でも批判的な意見が相次いだ。パブコメ、ネットという民意が知事の決断につながったのだろう。愛称を発表した6月5日の会見で大井川知事は「東京」を外した理由についてこう語っていた。

「(パブコメなどで)『県民の誇りはないのか』などほぼ反対一色だった。県民の反対を押し切ってまで『Tokyo』を付けるべきなのか。今の状況では、(東京を付けない)この名称がふさわしいと判断した」

 どこかの政治家と違って、大井川知事はちゃんと民の聞く耳を持っているようだ。

 実際、5月下旬に「東京茨城国際空港」案が報道されて以降、ネット上には反対論、失望論が相次いでいた。

「あとで困るのは現場。何で東京? 茨城は東京なの?」
「このネーミングには無理がある。県外の有識者に委託するほどのことでもないと思う」
「東京の名の力を借りる前提など情けなさすぎる。茨城県としての誇りはないのかね」
「もう少し自分の土地に自信と愛着を持ったらどうだろう」
「tokyoの愛称を付けるのであれば、東京と茨城空港直結路線を作ることが必要不可欠。千葉県の某夢の国も東京名が付いていますが、舞浜駅があり利便性がいい」

関連キーワード

関連記事

トピックス

11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。千葉県の工場でアルバイトをしていた
【ホテルで11歳年下の彼を刺殺】「事件1か月前に『同棲しようと思っているの』と嬉しそうに…」浅香真美容疑者(32)がはしゃいでいた「ネパール人青年との交際」を同僚女性が証言
NEWSポストセブン
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより)
《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
学業との両立も重んじている秋篠宮家の長男・悠仁さま(学生提供)
「おすすめは美しい羽のリュウキュウハグロトンボです」悠仁さま、筑波大学学園祭で目撃された「ポストカード手売り姿」
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン