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2020.06.19 07:00  女性セブン

新型コロナの第2波、遺伝子変異で強毒化し致死率上がる恐れ

気温が上昇する夏には感染が沈静化するとされたが…(共同通信社)

 それでも、新型コロナは中国・武漢で発見されてから6か月余りで5000種類以上に変異したと報告されている。ウイルスが恐ろしいのは、変異によって強毒化する可能性があることだ。

「新型コロナは、欧米諸国の死者数と比べ、アジア諸国の死者数が圧倒的に少ないことが大きな特徴です。世界の多くの研究者は、欧米で広がったウイルスが変異を繰り返し、強毒化した可能性を指摘しています」(前出・医療ジャーナリスト)

◆スペインかぜの第2波は「遥に猛烈」

 この夏にやって来る可能性のある第2波は、どんなものになるだろうか。参考になるのが新型コロナと同じRNAウイルスで、いまから100年前に流行したスペインかぜだ。

 1918~1920年にかけて世界規模で流行したスペインかぜでは、当時の世界人口の約3分の1にあたる5億人が感染し、2000万人から4500万人が死亡した。

 当時の内務省衛生局が記した報告書『流行性感冒』などによると、日本をスペインかぜの第1波が襲ったのは1918年8月で、翌年7月までに2116万人が感染して25万人が命を失った。

 より深刻な影響が出たのは、第1波収束の3か月後にやって来た第2波だった。

「第2波では241万人が感染して12万8000人が亡くなりました。感染者は第1波の10分の1でしたが、死亡率は1.2%から5.3%と4倍以上に跳ね上がりました」(前出・医療ジャーナリスト)

 あまりの被害に『流行性感冒』は第2波について「遥に猛烈」と書き残した。死者数を激増させたのがウイルスの変異だ。

「アラスカの土中から掘り起こした第2波の犠牲者の遺体からウイルスを復元した結果、ウイルスが変異して凶暴性が増していたことがわかりました。国によっては、第1波の10倍の致死率に達したところもあります」(前出・医療ジャーナリスト)

 1957年に世界中に感染が拡大したアジアインフルエンザも、第1波より第2波の方が大きな被害をもたらしたことが知られる。2009年の新型インフルエンザ流行時のアメリカでは、第2波のピークで、第1波のピークの2倍を上回る新規感染者が発生した。

「歴史を振り返ると、むしろ怖いのは第1波よりも第2波です。新型コロナも国内で変異、凶暴化し、死者が増える可能性は充分あり得ます」(全国紙科学部記者)

※女性セブン2020年7月2日号

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