芸能

女優・秋元才加、社会的弱者に寄り添う「ぶれない姿勢」

AKB48時代から一貫している(時事通信フォト)

 芸能人らが多数参加し大きな話題となった、5月の「#検察庁法改正案に抗議します」ツイッターデモ。当時、政治的発言を行う芸能人に対しては賛否両論が巻き起こった。「#検察庁法~」デモに参加した元AKB48で女優の秋元才加は、同改正案の採決が見送りになったとき〈引き続き学び、自分で考え、政治と向き合っていきたいです〉と改めてツイッターで宣言。実は秋元は、以前から政治やセクシュアルマイノリティに対する考えを積極的に発信している。

 彼女が一層注目を集めるようになったきっかけは、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛期間に複数投稿されたダンス動画だ。「#stayhome」を呼びかける自宅でのダンス動画は、初めはファンからの「かわいい!」といった反響が中心で、あくまで“芸能人がファンを楽しませるエンターテインメント”として受け止められていた。

 しかし、4月2日、「2 masks.」と題したマスク2枚を手に踊る動画が投稿されると、“アベノマスク”が問題視されていたタイミングだっただけに、「政権批判ではないか」との指摘が寄せられた。とはいえ、動画内で秋元は使い捨てマスクを両手に黙々と踊り続けているだけ……。ネットでは「動画に込められたメッセージは何か?」という解釈が盛りあがったが、もしも秋元の狙いがそのような議論を起こすことにあったならば、彼女の試みは大成功したと言えるだろう。

 また、秋元はアライ(Ally=セクシャルマイノリティを理解し支援する人のこと)であることを表明している。SNS上でも〈最近の私の関心はジェンダーフリーやトランスジェンダーについて〉(2013年12月11日付)や〈LGBT支援宣言 ありのまま、自分が好きな人といた方が幸せに決まってる。人生色々、愛も色々。自分に正直に生きたいね〉(2015年1月26日付)といった発言が話題になった。今年4月25日には、日本最大級のLGBTQイベント「東京レインボープライド」のオンラインイベントに登壇している。

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