ライフ

コミットメント、インバウンド…怪しいカタカナ語を言い換え

都民に“要請”をするときもカタカナ語(写真/共同通信社)

 新型コロナの感染拡大や東京オリンピック・パラリンピックの延期により、首相や知事の会見を目にする機会が増えた。そこで感じるのが政治家の発言のわかりづらさ、伝わりづらさだ。特に、小池百合子東京都知事などは積極的に“カタカナ語”を使っているように見える。

 しかし、カタカナ語も言い換えてみれば、案外たいしたことを言っていない、ということも多い。ここでは、その実例を挙げてみよう。(文面は昨今の政治家の発言をもとに作成)

 *
レジュメにありますように、現在、アラート発動中につき、セーフティーネットの構築やドラスティックな改革を、プライオリティーを重視しながら行っていきたいと考えています。

要約資料にあるように、現在、警報発動中のため、救済策の構築や思いきった改革を、優先順位を重視しながら行いたいと考えてます。

 *
新型コロナウイルスの収束後はインバウンドに依存しない施策を講じ、パブリックコメントを実施したりワークショップを随時開催します。

新型コロナウイルスの収束後は訪日外国人観光客に依存しない政策を行い、みなさんの意見を募ったり研究集会を随時開催します。

 *
今後はダイバーシティーを推進するためのガイドラインを制定いたします。この議案は議会のコンセンサスを得られたため可決されました。

今後は多様な働き方を推進するための指針を制定します。この議案は議会の合意を得られたため可決されました。

 *
コミットメントを確実に果たし、さまざまな課題の解決に向けてイニシアチブを発揮していきます。これによりウィンウィンの結果を得られると考えています。

公約を確実に果たし、さまざまな課題の解決に向けて、主導権を発揮していきます。これにより双方の利益になると考えています。

 *
これからはコミュニティーのニーズを把握し、ビジョンを描く体制にシフトしていきます。また、ポテンシャルやモチベーションの高い職員を積極的に登用します。

これからは地域社会の需要を把握し、展望を描く体制に切り替えていきます。また、潜在能力ややる気のある職員を積極的に登用します。

※女性セブン2020年7月2日号

関連記事

トピックス

ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
寮内の暴力事案は裁判沙汰に
《広陵高校暴力問題》いまだ校長、前監督からの謝罪はなく被害生徒の父は「同じような事件の再発」を危惧 第三者委の調査はこれからで学校側は「個別の質問には対応しない」と回答
NEWSポストセブン
ドジャース・山本由伸投手(TikTokより)
《好みのタイプは年上モデル》ドジャース・山本由伸の多忙なオフに…Nikiとの関係は終了も現在も続く“友人関係”
NEWSポストセブン
親子4人死亡の3日後、”5人目の遺体”が別のマンションで発見された
《中堅ゼネコン勤務の“27歳交際相手”は牛刀で刺殺》「赤い軽自動車で出かけていた」親子4人死亡事件の母親がみせていた“不可解な行動” 「長男と口元がそっくりの美人なお母さん」
NEWSポストセブン
トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
《電マ、ナースセットなど用途不明のグッズの数々》数千枚の写真が公開…10代女性らが被害に遭った“悪魔の館”で発見された数々の物品【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン