マリーンズを率いる井口監督
また今季からチームとして順天堂大学と提携。シーズンを通して医療面のサポートを受けていく。順天堂大学では、学部の垣根を越えたマリーンズ特別サポートチームが結成された。
附属病院の整形外科は、予防を含めたケガに関する問題を担当。不慮の負傷に備え、医師が24時間体制で病院に待機する。
現在、選手には毎朝起床後、体温、体重、心拍数の計測、並びに睡眠時間の報告が義務付けられている。また月に一度のペースで血液検査も実施。内科は、それらのデータを基に管理栄養士と連携しながらコンディショニング調整をサポートする。
またスポーツ健康科学部では、最先端機器で選手の筋力や骨密度を測定。動作解析も行ない、技術向上に役立ててもらう予定だ。
「野球チームとの提携は初めてですが、Jリーグのチームやラグビー日本代表をサポートしてきた経験があるので、それを活かしたいですね。データベースを積み重ねて、より野球に特化したサポート体制を作り上げていきたいです」(順天堂大学医学部附属浦安病院整形外科の糸魚川善昭医師)
若手選手のフィジカル強化への取り組み方は、12球団トップと言っても過言ではない。現在のマリーンズには佐々木が成長するための環境が整っている。