Q. 雨の時期にやりがちで、注意が必要な乗り方は?
A. 降り出しそうな雨に備えて、傘をハンドルにぶらぶらさせて走るのは、超危険!
梅雨どきにやりがちなのが、雨に備えて傘をハンドルにぶら下げて走る行為だ。
「これは重大事故につながる危険行為。実際、抱っこひもで幼児を抱いていた母親が自転車で走行中、ぶら下げていた傘が前輪に絡まって転倒。幼児が頭を打ち、死亡する事故が起きています」(小林さん)
傘が前輪スポークに巻き込まれると、制御不能で転倒不可避。絶対にしてはいけない行為だ。
Q. 傘を固定する器具を使って、傘差し運転をしてもOK?
A. 東京都の条例では傘を開いた時点で、サイズ的に違反。風にあおられる危険もあり!
「片手で傘さし運転をする人をしばしば目撃しますが、両手でブレーキ操作ができなければ、安全運転義務違反です」(小林さん)
では、両手がしっかり使える傘の固定具なら、法律違反にならないのか?
「傘固定具は寸法により違反になったり、視野が狭まり、風にあおられる危険から使用禁止の地域もあります」(小林さん)
雨の日は雨合羽が安全だ。
※女性セブン2020年7月9日号