スポーツ

「バースの再来」阪神ボーアは起用し続けるべきと広澤克実氏

メジャー通算92本塁打のボーア(時事通信フォト)

「なんでメジャー時代と同じ活躍ができないのか」──毎年、プロ野球ファンのみならず首脳陣の頭を悩ますのが新外国人選手。

 もはや何人目か分からない「バースの再来」こと阪神・ボーア。メジャー通算92本塁打はどこへやら、巨人との開幕3連戦で12打数無安打と沈黙。その後も快音は聞こえず、16打席ノーヒットが続くと、在阪スポーツ紙には「悪夢のバース越え」という文字が躍った。

 それでも、セ・リーグ3球団で4番を打った広澤克実氏は「起用し続けるべき」と訴える。

「打率ではなく、長打力に期待して獲得したんですから、前評判を大きく裏切っているわけではない。ボーアの欠点を直せる指導者がいない以上、6番や7番で意外性に期待して使い続けるべき。

 若手を控えにしてまで獲得したんだから、打率1割台でも使い続ける。そういうビジョンがなければ、阪神がどういう目的で外国人選手を使っているのかが見えてこない」

 他のメジャーリーガーに目を移すと、広島のスコットは開幕3戦目で救援失敗。ファンの間では早くも“スットコ”という不名誉なあだ名が。投手、捕手以外を守れる触れ込みだった西武・スパンジェンバーグは守備位置がなく左翼のみの起用が続くが、開幕3試合で8三振と、不安が募る。野球評論家の江本孟紀氏が、解説する。

「メジャーでは“働ける選手”が不足しています。それでも来日するんだから、向こうで通用しない原因がある。球団も日本の野球に対応させる方法が確立できていないから、大きなのを狙って8割は失敗している。ボーアはその典型でしょう。阪神ファンが球場に来る前でよかった。それが一番の救いですね」

※週刊ポスト2020年7月10・17日号

矢野監督も頭が痛いか(写真/共同通信社)

関連記事

トピックス

『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(HP/時事通信フォト)
「私嫌われてる?」3年間離婚を隠し通した元アイドルの穴井夕子、破局後も元夫のプロゴルファーとの“円満”をアピールし続けた理由
NEWSポストセブン
小野田紀美・参議院議員(HPより)
《片山さつきおそろスーツ入閣》「金もリアルな男にも興味なし」“2次元”愛する小野田紀美経済安保相の“数少ない落とし穴”とは「推しはアンジェリークのオスカー」
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン
記者会見を終え、財務省の個人向け国債のイメージキャラクター「個子ちゃん」の人形を手に撮影に応じる片山さつき財務相(時事通信フォト)
《つけまも愛用》「アンチエイジングは政治家のポリシー」と語る片山さつき財務大臣はなぜ数十年も「聖子ちゃんカット」を続けるのか 臨床心理士が指摘する政治家としてのデメリット
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(時事通信フォト)
「濡れ髪にタオルを巻いて…」森下千里氏が新人候補時代に披露した“入浴施設ですっぴん!”の衝撃【環境大臣政務官に就任】
NEWSポストセブン
aespaのジゼルが着用したドレスに批判が殺到した(時事通信フォト)
aespa・ジゼルの“チラ見え黒ドレス”に「不適切なのでは?」の声が集まる 韓国・乳がん啓発のイベント主催者が“チャリティ装ったセレブパーティー”批判受け謝罪
NEWSポストセブン
高橋藍の帰国を待ち侘びた人は多い(左は共同通信、右は河北のインスタグラムより)
《イタリアから帰ってこなければ…》高橋藍の“帰国直後”にセクシー女優・河北彩伽が予告していた「バレープレイ動画」、uka.との「本命交際」報道も
NEWSポストセブン
歓喜の美酒に酔った真美子さんと大谷
《帰りは妻の運転で》大谷翔平、歴史に名を刻んだリーグ優勝の夜 夫人会メンバーがVIPルームでシャンパングラスを傾ける中、真美子さんは「運転があるので」と飲まず 
女性セブン
安達祐実と元夫でカメラマンの桑島智輝氏
《ばっちりメイクで元夫のカメラマンと…》安達祐実が新恋人とのデート前日に訪れた「2人きりのランチ」“ビジュ爆デニムコーデ”の親密距離感
NEWSポストセブン
イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
「押収されたブツを指さして撮影に応じ…」「ゲッソリと痩せて取り調べに通う日々」米倉涼子に“マトリがガサ入れ”報道、ドタキャン連発「空白の2か月」の真相
NEWSポストセブン
元従業員が、ガールズバーの”独特ルール”を明かした(左・飲食店紹介サイトより)
《大きい瞳で上目遣い…ガルバ写真入手》「『ブスでなにもできないくせに』と…」“美人ガルバ店員”田野和彩容疑者(21)の“陰湿イジメ”と”オラオラ営業
NEWSポストセブン