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今夏の旅行、人気の「3つの潮流」 穴場は瀬戸内海や京都

ボリビアのウユニ塩湖のような写真が撮れると話題の夕陽の名所、父母ヶ浜(写真提供:三豊市観光交流局)

 新型コロナウイルスの影響は、お楽しみの夏休み旅行にまで波及。そこで今夏狙い目の旅先を紹介します!

 海外への渡航は特別な理由がある人以外は、実質的に難しい。だが旅行ジャーナリストの村田和子さんは今夏の旅には3つの潮流があるという。

「1つめは、海外気分が味わえる国内リゾート、2つめは近郊での静養やアウトドア、そして3つめは、インバウンドに人気の観光地への回帰、です」(村田さん・以下同)

 1については、北海道や沖縄がやはり本命だが、意外な穴場は瀬戸内海だ。

「岡山や香川の離島と、その周辺は、瀬戸内国際芸術祭が3年に1度行われ、世界的に人気のエリアです。期間外のいまも鑑賞できる作品が実は多く、洗練された宿もあって、“多島美”とアートを堪能できます」

 岡山側では「日本のエーゲ海」と呼ばれる牛窓、香川側では「ウユニ塩湖」を彷彿させる父母ヶ浜も注目スポット。牛窓は干潮時に現れる黒島ヴィーナスロードも美しく、父母ヶ浜は“天空の鏡”写真が撮れると話題の夕陽の名所。

岡山県の牛窓(写真提供/岡山県観光連盟)

 2は関東では軽井沢、那須高原、富士五湖。関西では兵庫、京都、奈良が注目だ。

「移動が心配な人は、近場に車で行くアウトドアや温泉が安心。部屋付き露天風呂や部屋食の宿は、特に人気です」

 3は近年訪日外国人客で混雑していた観光地も狙い目。「なかでも京都は宿も多いので、外国人の少ない本来の姿を堪能するチャンスです」

 地方自治体の宿泊補助も非常に充実中。お得な「近場再発見旅」で、地元を応援するのもおすすめだ。

海石榴(神奈川県・湯河原)

◆京都・瀬戸内、ここも狙い目。

【京都】日本最古の公立美術館へ
 約3年のリニューアルを経て『京都市京セラ美術館』がオープン。現在、「杉本博司 瑠璃の浄土」展などが開催中で、府外からの来場もOK(予約制、入場制限になる場合も)。

【京都】京のモダンな宿でおこもり旅行を
京都・西陣にある宿泊施設『KeFU stay&lounge』では、地元飲食店のメニューを客室まで届けるサービス(無料)を開始。宿泊客は宿にこもったままで地域のおいしい料理が楽しめる。

【岡山】瀬戸内海の大自然を独り占め
 瀬戸内海の貸切ペンション『せ・とーち』が、ファミリー向けプランを実施中。5人以内の利用で基本料金が40%オフ(例:1泊5万3000円→3万3000円)に。9月30日まで

【徳島】南欧風リゾートで超お得な旅を
 鳴門にある『アオアヲ ナルト リゾート』の宿泊プランが話題。鳴門鯛の姿造り、ガソリン券2000円など10大特典がついて1泊1人(2人1室)1万3150円(税込)~。7月31日まで。

※女性セブン2020年7月23日号

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