「23歳で四冠だった羽生九段が順位戦A級に初参戦した時、当時の中原誠前名人(72)、谷川浩司王将(58)との対局で、上座に座ってしまった。順位戦だけは前年の成績順に席次が決まる慣習もあるのですが、羽生九段は『四冠だから上座』と思ったようです。外野から“先輩を差し置いて無礼だ”と批判もあった。
今年の竜王戦挑戦者決定三番勝負は、藤井七段とその羽生九段の対戦になる可能性があります。30歳以上年下でもタイトル保持者なら藤井七段が上座。藤井七段の対応に注目です」(同前)
盤外でも最善手を見せてくれるか。
※週刊ポスト2020年7月24日号