国内

雅子さまが「愛子天皇待望論」に前のめりではない理由

女性天皇の実現に積極的ではないとされる雅子さま(写真/JMPA)

 濃緑に太陽が照りつける盛夏の到来とともに、養蚕のシーズンは終わりを告げる。

「皇居内の紅葉山御養蚕所で、雅子さま(56才)が5月中旬から取り組まれてきたご養蚕が、7月中旬の『御養蚕納の儀』で締めくくられます。今年初めて歴代皇后のお務めに取り組まれて重圧もおありだったと思いますが、無事にやり通されて、ホッとされたのではないでしょうか」(宮内庁関係者)

 そんな折、雅子さまを巡るある報道が宮内庁内で話題に上っているという。

 6月中旬、天皇陛下の相談役である「宮内庁参与」が交代。五百旗頭(いおきべ)真氏ら3人が新たに就任した。五百旗頭氏は神戸大学教授や防衛大学校校長を歴任した日本政治外交史のエキスパートだ。

「五百旗頭氏はかつて女性天皇を容認すべきという趣旨の発言をしています。7月上旬発売の『女性自身』がそれをもって、“雅子さまが五百旗頭氏を抜擢し、愛子天皇の実現を後押しした”と報じました」(皇室記者)

 しかし、その内容に異論が噴出しているという。皇室関係者が語る。

「五百旗頭氏はその知識、経歴、人柄などを判断して、人選されたものですから、雅子さまが“抜擢”したわけではありません。そもそも、最近の世論調査では女性天皇容認が約8割にのぼります。どのような人選であれ、そのほとんどは容認派なのです。たとえば、五百旗頭氏と一緒に新任した元宮内庁長官の風岡典之氏も、女性天皇には前向きな考えを持っているとされます。五百旗頭氏の就任をもって“雅子さまが愛子天皇を推進している”と報道されるのは、雅子さまの本意ではないでしょう」

 たしかに、世間では「愛子天皇待望論」が高まっている。この4月に大学生になり、ますます品位ある振る舞いをされる愛子さま(18才)に期待が集まるのも無理はない。

「大学では陛下と同じ学部を選び、同じようにイギリス留学も視野に入れておられるそうです。陛下の背中を追うように学ばれています」(皇室ジャーナリスト)

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