眞子さまとの結婚の行方も注目の的だ(2017年9月の婚約内定会見、撮影/JMPA)
たとえば昨年の当サイト(NEWSポストセブン)でよく読まれた記事の一つはヤクザ事情に詳しいライター・鈴木智彦氏が執筆した〈タピオカがヤクザの資金源に 「こんなに楽な商売はない」〉という記事だ。この場合、「主体名」が「タピオカ」で「何をした・何が起きた」が「資金源」で、「サブ主体名」が「ヤクザ」だ。
2019年は空前のタピオカブームとなっていたが、当時は見出しに「タピオカ」が入っていれば多くの人に読まれやすい状況にあったという。そんな状況下、「木下優樹菜さん(主体名)がタピオカ店(サブ主体名)を恫喝(何をした)」という騒動が発生。当時、すでに「主体名」として強かった「タピオカ」をサブ主体名に持ってこさせる騒動があっただけにこの話題はネット上で大沸騰。
以後、サッカー選手との密会疑惑が取り沙汰されたが、メディアがしきりに作ったのが「木下優樹菜とサッカー選手の密会を特定した“鬼女”とは」というテーマの記事だ。「鬼女」とは「ネットの情報から点と点を繋いで何らかの特定を得意とする既婚女性」のこと。木下が「数字を持っている」を把握したうえで、こうした企画を展開していったメディアが多かったのだ。
前出の編集者・A氏によれば、木下が芸能界を引退し、ますます競争が激しくなるウェブメディアで取り上げる機会が減ったことを残念がっている面もあるという。
