山田:今年は春先にコロナの感染者が激増したために、新しい春物に一度も袖を通すことなく夏を迎えてしまいました。聞くところによると、若いかたを中心に「オシャレすることに興味がなくなった」という声も聞こえるんですが、晴れてオシャレして出歩けるようになったときのために、アドバイスをいただけますか?

芳村:私は最初のお仕事がモデルだったので、トップファッションを自分のものにするっていうのに慣れているかもしれないわね。デザイナーが作る洋服っていうのは、だいたいコレクションで発表するためのものだから、自分が着たいものではないわけよね。「この服を着て」と提示されたとき、一瞬、「わ! 大変」と思うんだけれど、次の瞬間、「よし! 着こなしてみよう」って、裾を上げてみたり襟を広げてみたり、肩をズラしたりしてみて、「よし! これで行こう」と、なんでも着てたんですよ。

普通の人は「私はこれ」って自分で選んじゃうでしょ? それだと、いつまで経ってもオシャレの幅は広がらない。トップのモードを「着なさい」って言われたほうがね、ちゃんと冒険できるものなのよ。

山田:目からウロコです。いまはStay Homeで「おうちごはん」が注目されていますが、私、食器とか盛り付けの基本って、すべて『料理天国』(TBS系)で学んだ気がします。共演されていた西川きよしサン(74才)が「余った料理を真理サンが全部、持って帰る」と(笑い)。

芳村:アハハ。だって、ご丁寧にタッパーウエアが置いてあったんだもん。私も、世の中のおいしいものは、ほとんどあの18年間でご馳走になっちゃった気がするわ。パリに行けば三ツ星レストランの取材。一日に4か所くらいだから、星を12個、食べているワケよね(笑い)。そんないい時代をお仕事で過ごせたなんて、私は本当に恵まれているわよね。ありがたいわ。

 ありがたいと言えば、ご縁があって生島ヒロシさん(69才)の事務所『生島企画室』に所属させていただいたことも、それにあたるわね。生島サンって、ほんとに元気いっぱいでしょ? あぁ、このかたのところにお世話になりたいって自然と思えたの。それに、ご出身が私が疎開していたところに近かったり、昔、ここ(事務所のある東京・中目黒)から見えるところに私の家があったりといろいろなご縁があったのよ。

山田:『夜ヒット』の真理サンと、『ザ・ベストテン』や『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演されていた生島サンに、また往年の歌手の皆さんのお話を聞かせていただけたらうれしいです。そして、今日は、すごい目標ができました。お目にかかれて本当によかった! ありがとうございました。

【プロフィール】
芳村真理/よしむら・まり。1935年4月3日生まれ。東京都出身。ファッションモデルとしてデビュー後、女優として映画、ドラマで活躍。司会者として『夜のヒットスタジオ』『ラブラブショー』『3時のあなた』『料理天国』などの人気番組に出演。

◆構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキング』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

撮影/槇野翔太

※女性セブン2020年8月20・27日号

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