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2020.08.18 16:00  週刊ポスト

名門・東京女子医大の窮状 ボーナス問題に続き大幅学費増

 今年2月に完成したその新校舎が「彌生記念教育棟」だ。女子医大では、レンガ造りの風格ある一号館という校舎を取り壊し、建て替えられた。

 女子医大の建物は老朽化が激しく、もともと全面的に施設を建て替える計画があった。2015年、岩本氏がその責任者になると、すでにあった建て替え計画を全面的にリセット。12年間だった工期を半分に短縮して、建設費の確保に着手した。

 それに際して岩本氏は「私の一番の仕事は、まず財務を改善することでした」と語っている(学内誌『シンシア』より)。

 事業総額は1000億円超。複数の職員によると、教育棟の1階に設置された理事長室と関連施設は、6億円の費用をかけて上層階に移されたという。多額の費用をかける一方、厳しいコストカットを断行する。ちぐはぐな経営方針に職員の不満は溜まっていった。

偏差値はどうなるのか

〈上半期賞与の支給はできませんが、新型コロナウイルス感染症対応に当たられている医療従事者の皆様には、これまでの激務に感謝すべく8月を目途に何かしらの手当の支給を考えています〉

 これは6月12日、岩本理事長や学長らが連名で、職員に出した文書の一文である。新型コロナウイルスに起因する収支悪化を理由とした「ボーナスゼロ」宣言の後、各部門(部署)において増収策またはコスト削減案の提出を要求。実効性のある提案書を提出した部署に「手当支給」を検討すると記されていた。

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