いまバラエティの世界に精通している制作の連中にきくと「どんな混乱でも野戦でも澤部か吉村崇(平成ノブシコブシ)を押さえておけば、どんな現場と空気になろうが大丈夫なんです。これ程使い勝手のいいタレントはいませんネ」と大絶賛。大勢のテレビの中に求められる瞬発力、状況判断能力、コメントの力とユーモア。澤部のいる“ハライチ”は、頭脳と言うべき岩井勇気とのバランスで実は成り立っている。近頃はなかなかネタを見る機会も少ないが、M-1などにも何回も出ている超実力コンビ。

 今をときめく“第7世代”はEXILEに憧れそこから名付けたEXITやら霜降り明星、四千頭身とひねった芸名が多いが、さすがハライチは6.5世代。出身地の埼玉県は上尾の“原市”が由来。世に出たきっかけの“ノリボケ”といわれる独特のネタ作りもすべて岩井の頭の中から生まれ、澤部はただ言われるまま面白く動き出す。岩井曰く「テレビに出る度に“ネタはすべて書いてもらってます澤部です”と言って欲しいわ」とグチる。

 先日私のラジオに二人で来たので「要するに澤部はサムラゴーチで、岩井は新垣さんなんだろ、なっ新垣さん」と言ったら、「例えが古すぎて分かりづらいわ。もう色あせた記憶」とサムラゴーチが言った。

■イラスト/佐野文二郎

※週刊ポスト2020年9月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン