もう約2年顔を合わせていない。(2017年9月の婚約内定会見、撮影/JMPA)

「保守層を支持基盤とする安倍首相は『天皇の男系維持』に強くこだわってきました。そのため、女性・女系天皇の容認につながる女性宮家創設についても議論は先送りにし続けてきました。

 ところが、安倍氏は辞任。多くの国民が女性・女系天皇容認を支持しているので当然といえば当然ですが、後任の首相候補に強硬な『男系論者』はいません。次期首相によっては棚上げされてきた議論が一気に進む可能性があります」(官邸関係者)

 首相候補の1人である河野太郎防衛相(57才)は8月23日に「女系天皇を容認すべき」と発言。石破茂元幹事長(63才)も昨年12月、「男系、女系というだけで決めることなのか」と現行の制度に疑問を呈した。

「5月には安倍官邸内の専門チームによる『安定的な皇位継承策』についての有識者へのヒアリングが終わり、いまは論点整理をまとめている段階です。安倍首相のもとでは“首相の信念”も重視され、女性宮家創設や女性・女系天皇容認に否定的な論点整理がまとめられるとみられていました。ところが、その論点整理は、別の首相に引き継がれることになる。結論も大きく変わる可能性があります」(前出・官邸関係者)

 皇位継承順位第2位の悠仁さまは同世代に男性皇族がいない。現行のルールのままだと将来、「皇族は悠仁さまだけ」という事態もありうる。紀子さまは悠仁さまのことを案じ、姉である眞子さまと佳子さまには、結婚後も皇室に残って悠仁さまを支えることを期待されているという。

「おふたりが結婚しても皇室に残るには、女性宮家の創設が必須。姉妹ふたりが『宮家の当主』となられ、悠仁さまをバックアップするのが紀子さまの描く未来像でしょう。首相交代はその追い風になるのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)

※女性セブン2020年9月17日号

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