【がけ崩れ】
発生の2~3時間前に、がけから水が湧き出してくる(湧水)、表面流(地中に水が染み込まず、土壌表面を流れる水)の発生。1~2時間前には、小石がパラパラ落ちてくる、新たな湧水の発生、湧水の濁り。発生直前には、湧水の停止・吹き出し、がけに亀裂が入る、小石がポロポロと落下、地鳴りなどが起こる。ただし、上記の現象が一気に発生する場合もあるので要注意。
【地すべり】
切迫性が小さいものとして、井戸水の濁り、湧水の枯渇、湧水量の増加などが見られる。池や沼の水かさの急変、亀裂・段差の発生、落石・小崩落、根の切れる音がする、樹木の傾き、構造物のはらみ出しやクラックの発生などが起こると切迫性が大きくなる。地鳴り・山鳴り、地面の振動などが起こると切迫性が極めて大きくなるので、その前に速やかに避難しよう。
※女性セブン2020年9月17日号