卓棣氏は1985年に両親が留学中だった米国で生まれ、米国籍を有しているとされるが、北京大学を卒業後、米デューク大学大学院に留学して法学の修士課程を修了し、2008年、23歳のときに米大手金融機関に就職。そのまま、米国に残るとの観測もあったが、2013年に中国内陸部の広西チュアン族自治区の農村部である平果県の副県長に就任。しかし、2016年には突然辞任したことが中国メディアによって伝えられた。
2017年には北京市ブリッジ協会理事の肩書で報じられており、最近では北京でトランプのブリッジの大会が開催された今年2月18日と3月3日にそれぞれ会場に姿を見せたことが報じられている。卓棣氏が同協会の理事を務めているのは、祖父のトウ小平氏が大のブリッジ好きで、公務の息抜きにたびたびブリッジに興じていたからだ。
しかし、それ以外は、卓棣氏の私生活はほとんど知られておらず、卓棣氏が米国籍をいまも保有しているとのうわさも消えないところから、米国に居を構えており、ときおり北京に戻ってくるという生活を送っているのではないかとの情報が流れている。