「新型コロナウイルスの影響で2月からのツアーが中止になり、8月に予定された振替公演もキャンセルされました。それだけでなく、今後の具体的な音楽活動も白紙のようです。みゆきさんは常に明確なビジョンを持って3年先の活動計画をきっちり立てるタイプなので、予定が決まっていないのは異例中の異例。もうすぐ古希を迎えることもあり、何らかの心境の変化があったのかもしれません……」(レコード会社関係者)
沈黙を守る歌姫の周辺が、にわかに騒がしくなった。今年1月12日にスタートした「中島みゆき ラスト・ツアー『結果オーライ』」が新型コロナのため2月28日より全公演中止となっている中島みゆき(68才)。今後の活動は未定で、彼女の関係者は「ひょっとしたら、このまま引退の可能性も?」と気を揉む毎日だという。前出のレコード会社関係者も心配そうな表情を浮かべながらこう話す。
「そもそもみゆきさんは極端に人見知りなうえ、物音ひとつにも反応するほど神経質。仕事をするのは、音楽について意見が一致する人とでないとコミュニケーションが難しいんです。しかも大御所なので年下の関係者はなかなか近づけないし、年齢を重ねるにつれ、昔からの知り合いや理解者がリタイアしたり、鬼籍に入ることが増え、ますます孤高の存在になっています」
2014年1月には中島を長年支えたポニー・キャニオンの元常務取締役・渡邉有三さんが64才の若さで他界した。
「人前に出るのを嫌うみゆきさんが通夜に参列したことからも、故人との仲がしのばれます。あのときのみゆきさんは、本当に寂しそうな表情を浮かべていました」(前出・レコード会社関係者)