国際情報

トランプの姪メアリー氏激白「民主党候補が勝つことを祈る」

身内が明かしたトランプ大統領の秘話とは?(Getty Images)

 米国のみならず、国際社会をも翻弄したトランプ大統領は再選されるのか──世界が固唾を飲んで米大統領選の情勢を見守る中、トランプ一族の内部から「ドナルドは大統領不適格」と“告発”する本が米国で出版され話題となった(日本語訳版は『世界で最も危険な男 「トランプ家の暗部」を姪が告発』)。著者で大統領の姪(兄フレッド・トランプ・ジュニアの娘)の臨床心理学者メアリー・トランプ氏が、トランプ大統領の秘話を明かす。(聞き手/在米ジャーナリスト・高濱賛)

 * * *
──トランプ氏は安倍晋三前首相を「親友」と呼び、特別な個人的な関係を堅持してきたように見えます。特別な理由でもあるのでしょうか。

メアリー・トランプ(以下メアリー): 2人が一緒にいる光景を(メディアを通じて)見かけて気づくのは、安倍氏はドナルドの扱いが非常にお上手だということです。それが長続きしている。

 安倍氏はドナルドの扱いかたを熟知しているように思えるのです。詳細について知らないのにこんなことをいうのも変ですけど。安倍氏はドナルドが聞きたいこと、聞くことを必要としていることを知っているようです。

 確かに、ドナルドと外国首脳との交流を見ているのは物凄く面白いです。一方では(トランプ大統領とはうまくいっていない)アンゲラ・メルケル独首相やエマニュエル・マクロン仏大統領のような人物がおり、他方に(うまくいっている)ロシアのウラジミール・プーチン大統領や金正恩朝鮮労働党委員長とがいて、(トランプ大統領との相性は)全く異なっている。

 確かにドナルドの外国首脳との付き合い方には変則的な要素があると、いつも思って見ています。

「権力が何であるか理解していない」

──トランプ大統領は権威主義の外交首脳がお好きなようだが、自分も権威主義者になりたいのではないでしょうか。

メアリー:そうだと思います。ドナルドは、この国(米国)の多くの人たちや政府当局者たちが、自分が達成しようとしている目標に賛同し、手伝ってくれていると勘違いしているのです。その反面、ドナルドはプーチン大統領、中国の習近平国家主席、金正恩朝鮮労働党委員長と言った人物との関係では、相手にへつらっているのです。面白い現象です。

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン