スポーツ

朝乃山が撃沈 白鵬、鶴竜に引導を渡せない相撲協会の悩み

両横綱が不在の秋場所だったが…(写真は横綱鶴竜、時事通信フォト)

 両横綱の白鵬と鶴竜が初日から休場した秋場所。複数の横綱が全休するのは37年ぶりの事態だ。

「八角理事長(元横綱・北勝海)ら協会幹部は休場続きの2人に引導を渡したいが、引退されると横綱不在となるため強く出られない」(協会関係者)

 そこで期待を集めたのが大関・朝乃山だった。先場所は12勝3敗で、幕尻優勝した照ノ富士(前頭1)に次ぐ成績。

「今場所優勝なら2場所連続優勝に準ずるとして、横綱に昇進させる考えがあったはず。ただ、先場所の12勝は途中休場の白鵬、鶴竜、大関・貴景勝と対戦がないのだから“大甘基準”です」(若手親方)

 協会のご都合主義は昔から。37年前の2横綱不在場所の時もそうだ。

「1983年5月場所は北の湖、千代の富士が全休し、北の湖は引退が近いとみられていた。同場所で準優勝したのが大関・隆の里。翌場所も連続休場の北の湖との対戦はなかったが、千代の富士に勝って優勝するとあっさり横綱に昇進させた。横綱が引退危機だと昇進基準が甘くなるのは協会の常套手段です」(ベテラン記者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
現場は246号線からすぐの場所だった
「マンションを出たら血溜まりが見えて…」世田谷・韓国籍40代女性切りつけ事件、近隣住民が証言 閑静な住宅街で“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
オリエンタルラジオの藤森慎吾
《オリラジ・藤森慎吾が結婚相手を披露》かつてはハイレグ姿でグラビアデビューの新妻、ふたりを結んだ「美ボディ」と「健康志向」
NEWSポストセブン
川崎、阿部、浅井、小林
〈トリプルボギー不倫騒動〉渦中のプロ2人が“復活劇”も最終日にあわやのニアミス
NEWSポストセブン
驚異の粘り腰を見せている石破茂・首相(時事通信フォト)
石破茂・首相、支持率回復を奇貨に土壇場で驚異の粘り腰 「森山裕幹事長を代理に降格、後任に小泉進次郎氏抜擢」の秘策で反石破派を押さえ込みに
週刊ポスト
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン
24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン