「振り返れば花田家は、かれこれ30年近くも、お茶の間にゴシップを提供し続けてきました。父・貴乃花は、宮沢りえとの婚約と破談、洗脳騒動、兄・若乃花(現・タレントの花田虎上)との確執、弟子の暴力事件、相撲協会離脱、熟年離婚など、話題が尽きない人ですし、兄の若乃花にもアメフト挑戦、プロデュースするちゃんこ屋の破産、離婚と再婚など、世間を賑わせるニュースがいくつもありました。この他、母の藤田紀子さんにも、不倫騒動、離婚、ピース綾部祐二との交際報道がありました。まるでリアリティショーのような一家です。
その“ドラマ”がそろそろマンネリ化してきた所に登場したのが優一です。靴職人として颯爽とデビューを飾り、結婚したあたりまでは順調でしたが、その後、父の背中を追うように離婚し、靴の納期トラブル、歌手活動など、迷走しており、ドラマは終わる気配がありません」
石田氏は花田が今後、芸能界で長く活躍するためにはある人物を参考にすべきだという。
「長嶋一茂です。彼と同じく偉大な父を持つ一茂は、プロ野球引退後に格闘技に目覚めたり、俳優をやったりと迷走し、お世辞にも世間の評価は芳しくありませんでしたが、2~3年前から、空気を読まないコメントが評価されるようになり、今や二世タレントという位置づけではなくしっかりタレントとして一本立ちしました。
“必要悪”という言い方が適切かどうかわかりませんが、バラエティー番組には一定の割合で“ウザがられるキャラ”が必要なのは事実。番組演出のアクセントとして、優一が重宝される可能性は十分にあるでしょう」(石田氏)
静かに靴を作るのか、タレントとして生きていくのか、はたまた歌手で大成するのか、花田家の物語はまだまだ終わる気配はなさそうだ。